AIチャットボットの導入で生産性向上を実現
2024年07月02日
背景（課題・ニーズ）
製造業のお客様で、業務の効率化が急務となっており、特に部署間での資料のやりとりや社員からの問い合わせ対応に多くのリソースが割かれていました。このような状況下で、業務負担を軽減し、生産性を向上させるためのソリューションが求められており、特に人事・総務関連の基本的な質問や、社内システムの使い方に関する質問が頻発していた。
- 問い合わせ対応のために、多くの時間を割かれてしまい、本来の業務に集中できない状況だった。
- 社内に散在するナレッジや情報へのアクセスが困難であり、必要な情報を探すのに時間がかかっていた。
- 新入社員のオンボーディングに時間がかかり、スムーズな業務開始ができていなかった。
- 社員が自己解決できる環境を構築し、業務効率化と生産性向上を図りたいというニーズがあった。
実施内容
弊社は、上記課題を解決するために生成AI技術を活用し、社員の問い合わせ対応を効率化するチャットボットを構築・導入いたしました。具体的な実施内容をご紹介します。
- 現状分析・ヒアリング
現状の問い合わせ状況を分析し、社員へのヒアリングを通じて、頻繁に寄せられる質問や課題を特定しました。また、必要な情報やナレッジを洗い出し、チャットボットで提供すべきコンテンツを明確化しました - チャットボット設計
ヒアリング結果を基に、チャットボットの対応範囲、会話フロー、キャラクター設定などを設計しました。自然な会話を実現するために、AIの自然言語処理技術を活用し、適切な回答を生成できるようにしました - ナレッジベース構築
社内に散在する情報やFAQ、マニュアルなどを収集・整理し、チャットボットが参照できるナレッジベースを構築しました。定期的な更新・メンテナンス体制も構築しました。 - チャットボット開発・実装
弊社独自のAIプラットフォームと、顧客企業の既存システム（社内ポータル、グループウェア等）を連携させ、チャットボットを開発・実装しました。 - テスト・チューニング
社員によるテスト運用を実施し、チャットボットの精度や使いやすさを検証しました。テスト結果に基づいて、回答の精度向上や会話フローの改善などのチューニングを行いました。 - 導入・トレーニング
チャットボットの導入後、社員向けのトレーニングを実施し、効果的な利用方法を説明しました。また、利用状況をモニタリングし、必要に応じて改善を行いました。 - 運用支援・保守
チャットボット導入後も、継続的に運用を支援し、利用データの分析やAIモデルの改善、ナレッジベースの更新などをサポートしています。
導入の効果
AIチャットボットの導入により、以下のような効果が得られました。
- 問い合わせ対応時間の削減
人事・総務関連の問い合わせが約60%削減され、担当部署の業務負荷が大幅に軽減されました。 - 業務効率化・生産性向上
社員が自己解決できるようになったことで、業務効率が向上し、生産性が約20%向上しました。 - ナレッジ共有の促進
チャットボットを通じて、社内ナレッジへのアクセスが容易になり、情報共有が活発化しました。 - 新入社員のオンボーディング迅速化
チャットボットが基本的な質問に回答できるため、新入社員のオンボーディング期間が短縮され、早期の業務開始が可能になりました。 - 24時間365日対応
チャットボットは時間や場所に制約されず、いつでも利用できるため、社員の利便性が向上しました。 - 社員満足度の向上
迅速かつ正確な情報提供により、社員満足度が向上しました。
顧客の声
AIチャットボットの導入により、社内の問い合わせ対応が劇的に改善されました。特に人事・総務部門の負担が減り、本来の業務に集中できるようになったことが大きな成果です。また、社員が自分で情報を探せるようになったことで、業務効率も上がりました。新入社員も、チャットボットを通じて必要な情報をすぐに入手できるので、スムーズに業務を開始できています。
最初はAIの精度に不安もありましたが、使ってみると非常に自然な会話ができ、回答の精度も高く驚きました。運用開始後も、弊社の要望に合わせて細かくチューニングしていただき大変満足しています。今後も継続的にサポートしていただけるとのことで、安心して利用できます。
AIチャットボットは幅広い業務領域で活用され、お客様の現場で高い評価をいただいています。今後も、お客様の課題に最適なソリューションを提供し続けてまいります。
